光触媒とは?
光触媒(ひかりしょくばい、英:photocatalyst)は、光を照射することにより触媒作用を示す物質の総称である。また、光触媒作用は、光化学反応の定義される。
参照:Wikipedia
少し難しいので、要約すると光を当てることで化学反応が起こる。ということです。
光触媒の要 酸化チタン
光触媒と呼ばれる液剤は様々ありますが、現在使用されいるモノは、ほぼ「酸化チタン」です。チタンは軽くて丈夫な金属でレアメタルとしても有名です。ただ、非常に製造が難しくチタンが発見されてから本格的に工業利用されるまで150年以上の年月がかかりました。そんなチタンと酸素が結合した物質が酸化チタンです。
酸化チタンの効用
酸化チタンに光が当たると、酸化反応と呼ばれる反応がおきます。これが光触媒のメイン「光触媒作用」です。酸化反応というのは、酸素と結合させる反応で、「分解力」と「親水化」の作用を発揮します。
分解力<反応メカニズム>
- 光触媒である酸化チタンに光があたります
- 電子と正孔が発生します。
- 空気中の酵素と電子が、水と正孔がそれぞれ反応します。
- 酸化チタン表面に・スーパーオキサイドアニオンラジカル・水酸化物ラジカルという分解力を持つ、2種類の活性酸素を発生させます。
この活性酸素が、汚れの分解や、臭いの除去、抗菌といった働きを示します
親水化<反応メカニズム>
- 光触媒である酸化チタンに光(紫外線)があたります
- 酸化チタンを構成している酸素と空気中のの水が反応を起こします。
- 酸素と水が反応した結果、酸化チタンの表面に水となじみが非常に良い‐OH(親水基本)ができます。
‐OH(親水基)ができた表面は水に濡れやすくなるため、水が汚れの下に入り込み、汚れが浮き上がることによって、流れ落ちやすくなります。
菌の根本を分解除去
一般的な消毒や除菌は菌の繁殖を防ぐのに対し、光触媒は原因菌の根本を分解除去。
有機化合物やニオイのもと・雑菌・汚れなどを水と二酸化炭素に無害化(酸化分解)していきます。
また、化学汚染物質や排気ガス、煙草の煙や微粒子などにも反応し、クリーンな衛生環境を保ちます。